多彩な歴史を紐解く「伝説の地」の史跡巡り 宇美町
神功皇后出産の地と伝わる神社や、不彌(ふみ)国王の墓と考えられる古墳など、たくさんの史跡が残る宇美町。国の特別史跡「大野城跡」がある「四王寺県民の森」は、歴史とともに四季折々の自然を楽しめる絶好の散策スポットです。
駐車場
トイレ
西鉄太宰府駅
車で約20分
大野城跡の眺望スポットの1つ 尾花駐車場
大野城跡の南側にある駐車場で、付近には大野城跡の玄関ともいえる太宰府口城門や、炭化した米が出土して焼米ヶ原とも呼ばれる尾花礎石群、池を伴う増長天礎石群など、南側の拠点施設をめぐることができます。また、駐車場近くの土塁跡に立つと、南側に筑紫平野を一望することができ、基肄城跡や阿志岐山城跡などをみることができます。
車で約2分
大野城跡散策の拠点 四王寺県民の森
1976年にオープンした福岡県立の自然公園で、四季折々の自然を楽しめる公園です。ここの管理事務所前には、大野城跡を解説する大きなイラストがあり、壮大な大野城跡の全体像を理解することができます。
車で約2分
見るものを圧倒する石塁 大野城跡 百間石垣
大野城跡の城内を流れる川のそばにある石垣で、全長が180mに及ぶことから百間石垣と呼ばれています。川底から門に使われた礎石が見つかったことから城門があったと考えられており、宇美口城門と名付けられています。
車で約20分
神功皇后伝説ゆかりの 宇美八幡宮
日本書紀には、神功皇后が応神天皇を出産した地を、「産み」にちなんで「宇瀰(うみ)」と呼ぶようになった、と記されています。宇美八幡宮は「安産信仰に関する伝説地」として県の有形民俗文化財の指定を受け、毎年たくさんの人が祈願に訪れる神社です。
(徒歩1分程度の距離)
幅広い時代の資料が揃う 宇美町立歴史民俗資料館
宇美町には多くの遺跡が点在しており、古くから海外との交流があったことを示す出土品が見つかっています。歴史民俗資料館には旧石器・縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺物や大野城跡の出土品から、中世や近代の生活を伝える資料まで、貴重な文化財が収蔵・展示されています。
徒歩約25分
不彌国王の墓とみられる 光正寺古墳
光正寺古墳は標高40~50mの東西方向に延びる丘陵上にある前方後円墳で、築造時期は3世紀後半頃。構造や出土品などから、この古墳に埋葬されたのが当時の糟屋地方の支配者であったと考えられ、「魏志倭人伝」に紹介されている「不彌国」の王の墓とみられています。
徒歩約30分
JR宇美駅